M字はげ 原因

M字はげの原因

AGAという症状は男性ホルモンの働きが活発化する事によって引き起こされます。男性ホルモンの働きが活発化すると、男性ホルモンはジヒドロテストステロンという物質に変質します。

 

そして、このジヒドロテストステロンという物質は毛乳頭細胞という細胞に結合してしまい、髪の毛の生成を著しく妨げるようになります。この毛乳頭細胞という細胞は髪の毛を育てる毛母細胞という細胞に栄養を届けるという役割を果たしている大切な細胞になります。

 

この毛乳頭細胞からの栄養供給が滞る事により、毛母細胞の細胞分裂も止まってしまいます。髪の毛は毛母細胞の細胞分裂によって生成されているため、この細胞分裂が止まることで髪の毛がしっかりと育たなくなります。

 

このような栄養を十分に供給される事のなかった髪の毛は健康な髪の毛と比較すると、非常に細いため「細毛」と呼ばれます。そして、この細毛が増える現象を細毛化と呼んでいます。

 

この細毛化の発生が直接的な薄毛の引き金になります。細毛は健康な髪の毛よりは細く強度が足りないため、非常に短期間で抜け落ちてしまいます。

 

そのため、細毛化が進むとどんどん抜け毛の量が増えていく事になります。これに対して生えてくる髪の毛の量は変わりません。それに伴い、あるタイミングで抜け毛の量が生えてくる髪の毛の量を上回るようになります。

 

この段階になると、次第に髪の毛が薄くなるという現象が発生するようになります。

 

ちなみに、AGAの薄毛症状は男性ホルモンの働きの活発化によって引き起こされるため、男性ホルモンが多い部分にその症状が顕著に表れる事になります。

 

そして、男性の頭部で男性ホルモンが多い部分は生え際の周辺であるといわれています。
つまり、生え際から始まるM字ハゲの原因は男性ホルモンであると言えます。